お店の顔はどんな顔?
新星堂楽器部門 ロックイン柏店 店長 中野秀敏さん
音楽が好きでこの道に
新星堂は、スポーツ用品、レコード、楽器、書籍などを扱っており、 エスカレーターで2階に上がると、色とりどりのギターや、電子ピアノなど、 さまざまな楽器がにぎやかに出迎えてくれる。このフロアが楽器を扱うロックイン柏店である。 楽器のひとつくらいこなせるようになりたいと憧れつつも、 店に足を運ぶことはなかった。

のぞいてみて、まずその種類や数の多さに驚かされた。 ハーモニカ、ピアニカ、リコーダーといった教育楽器から、 これまで見たこともないような新種の楽器までじつにさまざま。見るだけでも楽しめた。

たとえば、奏生(かない)と呼ばれる弦楽器は、指一本でも弾けて、 お年寄りから子どもまで楽しめるとか。 ほかに一五一会(いちごいちえ)、音来(にらい)など、 これらは形もキュートで、つい手にしてみたくなる楽器だ。

楽器の販売と同時に、ヒット曲などの楽譜類、レッスン用のDVDなども揃えている。 ほかに、ギター、ドラム、サックス、ボーカルなどの教室も開いており、 中学生から熟年層までが、楽しく学んでいる。

若者と音楽の街という印象が定着しつつある柏では、 初めて手にする一本目のギターを求めてくる人が多い。 ロックインは、その受け皿として、いろんな相談にのりながら、 地域密着型でファミリーカラーの強い店を目指している。

客の応対に精力的に動き回る中野秀敏さんは、1960年の生まれ。 音楽が好きでこの道に。 学生時代からエレキバンドを組んで、ビートルズの曲などを演奏して青春を謳歌したという。 もともとここ柏で新入社員としてスタート。 2004年に店長として戻ってきてみると、当時高校生だったお客さんが、 今度は自分の子ども連れてきてくれるという感動の再会もあった。

「気軽に入れるように、しきいを低くして、長くお付き合いしていきたい」という 中野さんの思いにぴったりの出来事だった。 「日々お客さんに教えていただくことも多いですね」とも。 だが、多忙で思うように応対できない時が一番つらいという。

休日のプライベートタイムは、幼稚園と小学校五年生のお嬢さんと粘土あそびをしたり、 ゆっくりお風呂に入ったり、ほとんどこの可愛い二人のために使うというやさしいパパ。

音大に学んだ奥様は、いずれピアノ教室を開きたいとのこと。 家族で音楽を楽しむ姿を想像して、ちょっぴりうらやましくもあった。