お店の顔はどんな顔 ?
マンガ喫茶ゲラゲラ 店長・戸塚満さん
マンガの壁に囲まれて 居眠りもOK!
マンガ喫茶なるものに足を踏み入れた瞬間、「おー、これはすごい!」と、思わず声
をあげてしまった。雑誌から単行本まで、約2万冊といわれる蔵書が棚いっぱいに積
み上げられ、まるでマンガの壁の間を歩く感じなのだ。
通路の左手に30台のインターネットが設置され、これも同じ値段で利用できる。右 手がマンガのコーナーになっていて、すっかり寝ちゃっているお客さんもいる。「ど んな風に過ごしていただいても自由ですから」と、店長の戸塚さん。なるほど、仮眠をとるに も、いい場所かもしれない。

一応会員制になっていて、会員は10分60円、非会員は10分80円、しかし入会 金わずか300円なので、入会した方がお得。平均滞在時間が2時間。居眠りしなが ら過ごしても720円。ペア席もあるので、友達同士やカップルでも楽しく過ごすこ ともできる。

(写真:そびえ立つマンガの壁)
24時間営業で、客層は20代〜30代が中心。男性が7・5、女性が2・5くらい の割合で、カラオケのように団体で来ることはまずなく、せいぜいカップルか1人で 来るケースがほとんど。階下がパチンコ店なので、開店前や閉店後に来る人もいるよ うだ。

二番街のマンガ喫茶ゲラゲラは、柏東京グランド会館の2階にあり、もと映画館だっ たフロアに2000年にオープン。本社は渋谷の(株)アイデアリングで、関東を中 心に50店舗のマンガ喫茶を営んでいる。名古屋が発祥の地とかで、もとは喫茶店に マンガを置いていた程度から始まったのだという。
(写真:店長・戸塚満さん)
店長の戸塚さんは埼玉県大宮の出身で現在30歳。もともとセガのゲームセンター や、厳 しいセールス稼業を経て、現在の職場に転職。松戸店の店長も兼任しているため、柏 では実質は11人のアルバイトスタッフが応対に当たっている。

店長の仕事は、スタッフの教育管理と売り上げの向上に励むこと。売り上げは天気に も左右 され、同じ雨でも朝からの雨は最悪だが、午後からの突然の雨は集客につながるとい う。「店内のことは、スタッフの方が詳しく、売り上げの成果は店長の力だけではな いですね」と、戸塚さん。

(写真:パソコンコーナー)
趣味はドライブだったが上野で1人暮らしの現在は、たまに都内をブラついたり、音 楽を聴いたりして過ごす。「実はマンガ喫茶の職さがしもパソコンでやりました」と いうくらいパソコンも得意分野。「アイデアリングの社長も独立して成功した人。僕 もできればオーナーを目指したいです」と、夢を語ってくれた。

マンガも時代とともにどんどん進化しており、ストーリー性に富んだあらゆるジャン ルの作品がそろっている。中年や熟年層には勇気の要る所かも知れないが、一度のぞ いてみると意外や意外、「目からウロコ」かもしれませんよ。

店長の戸塚さんは、どんな質問にもテキパキとした受け答えで、とてもさわやか。自 分にピッタリの仕事に出会ったよろこびが、言葉の端はしや態度からも伺えた。オー ナーへの道も、そう遠くないかも知れない。